コーヒーの格付け

コーヒーは、生産国がそれぞれの国のルールに基づき、標高や生豆のサイズ、欠点数などによって、コーヒーの規格を決めています。

この規格は、特にコモディティコーヒーの値付けにおいて基礎情報として使用されます。上位の規格のものは香味の品質が良い傾向があります。
※コーヒーの香味は栽培環境や品種、プロセスなど多くの影響を必ずしも香味の良し悪しとつながるものでありません。

代表的なものでは、下記のように分けられます。　

標高による分類

　グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスなど。

一般に、標高の高い環境で育てられたコーヒーは、良質なコーヒーになるとされています。気温が低く昼夜の寒暖差が大きいことでゆっくりと種子が成熟するため、豊富に栄養分がたまるためと考えられています。　

スクリーンサイズ（生豆の大きさ）による分類

　コロンビア、タンザニア、ケニアなど

スクリーンサイズが大きい場合、十分に豆が成熟していること、そして欠点豆の持ち込みが少なくなると考えられ、良質なコーヒーとされています。

欠点数による分類

　エチオピア、ペルーなど

欠点豆の数はそのまま香味に影響するため、この指標で選別される豆は香味品質の実態とも相関する場合が多いです。

スクリーンと欠点数による分類

　ブラジル、インドネシアなど

組み合わせによって、さらに厳密に基準が設けられています。

まとめ