コーヒーの格付け
greatcoffee
コーヒー学園
食品表示法に基づく食品表示基準が平成29年9月1日 に改正され、全ての加工食品の重量割合上位1位の原材料について原産地の表示が必要になりました。
2022年(令和4年)3月末までが移行期間で、2022年4月から義務化されます。
単一産地(シングルオリジン)の場合、以下のような書き方が一般的です。ブラジルのみの場合で記載してみます。
① 原材料名:コーヒー豆(ブラジル)
② 原材料名:コーヒー豆
生豆原産国名:ブラジル
例えば、ブルーボトルコーヒーの代表的なブレンドコーヒー豆として、「ブライトブレンド」と「ボールドブレンド」の二つがあります。商品名だけでは、どこの豆を使っているか分かりません。「ブライトブレンド」のパッケージの原材料名を見てみるとウガンダ、エチオピアを使用していることが分かります。
複数産地がブレンドされる場合、3か国目以降は「その他」という記載でまとめることもできます。
ブルーボトルコーヒーのおすすめブレンド豆の一つである「ベラ・ドノヴァン」はも名前では全く分かりませんが、パッケージには
原材料名:コーヒー豆(エチオピア、グアテマラ、他)
という表示があり、少なくとも、エチオピアとグアテマラを使用していることが分かります。
こちらも、ブラジルのみを使った場合を書いてみます。
会社によってスタンスが異なりますが、以下の2つの書き方に分かれています。
① コーヒー(国内製造)
② コーヒー(コーヒー豆(ブラジル))
使用原料として、コーヒー豆の産地にさかのぼる場合もあれば、コーヒー飲料を製造している国は日本なので、「国内製造」と記載するメーカーもあります。
大手メーカーでは、
■ UCCやAGFは、①(国内製造)
■ サントリーやコカ・コーラは、②コーヒー(コーヒー豆(●●))
で記載しています。