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書評 コーヒーで読み解くSDGs

greatcoffee
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タイトル:『コーヒーで読み解くSDGs』

出版:ポプラ社

著者:José. 川島良彰、池本幸生、山下加夏

 SDGsとは何か基礎となる定義や枠組みに始まり、気候変動のコーヒーへの影響に関するデータや、個別農園における事象など、マクロな視点とミクロな視点が組み合わされ集約されています。

 各章でそれぞれに対してコーヒーが紐づけられ、語られています。コーヒーハンター、東京大学教授、元国際NGO職員という三者の異なる考えが織りなす興味深い本でした。

 著者が語るように、国際相場に影響され、生産者も質より量を優先せざるを得なかったコーヒー取引の実態は大きいと感じました。

 貧困、環境問題など、明確な正解のない課題に対して、「SDGsのため」というわけではなく、コーヒーを持続可能な産業とするために今後何ができるか、飲用するコーヒーを選ぶうえでも考えていきたい。

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